2009年03月30日

3次元の力

バーチャル空間 Second Lifeで描いた物体
このように3次元の基礎ができていればどこの3次元の世界でも物体は生成可能 どのソフトがいいのか? どれでもいいのではと思う。ただ、これを書くのにどのくらいの時間がかかったか?ということ JCADなら10分だろう

3次元バーチャル空間 
私は、CADの透視図と同じであると思う。
そこで、表現できるものは、CADで描くものと同じである。
posted by JCG at 23:02| Comment(0) | 日記

2009年03月29日

公的情報と商品情報

たまに講演をしてくれと言われることがあります。その際に重要なのは宝飾CADとしての全体を見渡しての情報なのか、JCADの情報が欲しいのか?ということを考えます。
前者の場合、私的にはJEWELCADとRHINOとJCADは理解しており話すことが可能だと思います。世界的に基本になるのはJEWELCADでありそのソフトとの対比から開発などをつづけてきてますしRHINOなどは、JEWELCADのコマンドをみながら使えるものを出してきていると思います。後発になるほど、他のソフトとの対比により他のソフトのいいところを組み込んでいるように思われます。
アウトラインと断面を組み合わせての生成などは、JCADになかった部分なので取り入れるといった開発を行いましたし、
展示会で3DESIGNのデモをみましたがJCADですぐれている部分”円筒曲げ”が導入されていたと思います。
3次元ソフトで他のソフトができているものはすべてのものがだいたいは開発できます。また、宝飾用のCADということ自体宝飾に特化された機能があるだけで、やりやすいということ以外あまり意味を持ちません。最終目標(デザインデータ作成)に到達するためには3次元のソフトであれば遅かれ早かれ到達はできます。何百万もするCG系ソフトからブレンダー・メタセコイヤなどのフリーソフトまで可能です。また、高いからすぐれているということはありません。フリーのソフトでもうなされるものはあります。ブレンダーなどは開発に公的機関が絡んでおりうちのような小さい会社より開発にかけられる資金も桁が違うと思います。
そのようなことを加味して甲乙つけがたいソフトを講演するのはとても難しく公平な立場の発表が必然的に必要になります。

よく、他のソフトとの差をきかれますが、大差はあまりなく、世界的に言われること”JCADは教えるのが簡単”ということだけがよそとの差であるかなと思います。

公的機関で発表されたものに事実と無根の情報などがあると関係者を巻き込んで大変なことになります。今回も公的機関から謝罪文をいただきました。正確な情報と公平な講演というのは業者がからむと難しいように思います。私自身も講演を行う人間として考えさせられる出来事だったなと思います。
posted by JCG at 15:15| Comment(0) | 日記

2009年03月28日

認証方法

今まではハードウェアキーを供給することにより行っておりましたがこの方法は、どのソフトにも言えることですが暗号を解除されてしまっていることが多くあります。いわゆるクラックソフトと言われているもの。JCADもそのようなクラックソフトというものがあり使っているというような話も聞いております。
日本でもそいうものがあり、つかえてるといったような話は聞いたことがあります。
調べてみると学校用のネットワークバージョンも解除されており、そのようなものが出回るということは、商品が通過した代理店もしくは、学校の管理の問題を疑わなければなりません。大変なことです。

今回はその辺も考慮し、NETWORKでの認証に変えるため動いています。
また、そのようなことが可能なら、修正版を自動配布することも可能になります。正規顧客様に対しても配信側もよい方法だと思います。

ちょこちょこと開発してだすと前のバージョンと変わらず、クラックソフトで充分になりますので、かなりの違いを実現しなければなりません。1〜2年でクラックソフトが出回ってくるということを考えると、しばらく野放しにしてかなり能率が上がる仕様で供給という形が妥当なのかとも思います。
posted by JCG at 20:44| 日記

2009年03月26日

遅延の理由

クラックソフト。。中国などでも確認済みですがクラックソフトいわゆる不正に使用しているソフトが蔓延しています。JCADもその例外ではなくJCADと検索するとクラックソフトに出会います。JWELCAD、RHINOも存分に蔓延してしまっています。
全世界でこのような不正ソフトを使用しているユーザーもおり、それがソフト供給会社の益を減らしている状態になっております。開発にはお金がかかります。それを行うために商品を販売しているのですから困ったものです。
ハードウェアキーは、もう破られると思ったほうがよさそうですね。JCADもキーに3個の暗号を持たせていますが、破られています。
大手のソフトがそうであるようにNET認証をしないと難しいです。
今回は、供給まじかにNET認証への移行の決定がおり、今急ピッチに進めています。修正パッチも自動配布可能となります。ユーザーさんにとってもいいことだと思います。
posted by JCG at 22:42| 日記

2009年03月24日

造型機

10年パスポートが今年終了して、先月更新しました。最後の1ページを残すのみとなっていて、増刷の危機だったんですが、景気後退もありぎりちょん間に合いました。  思い起こせば、イタリアのCHIMENTに導入され、そこから、ブルガリ/ウノ・アエレ/ダミアーニ/フォリ・フォリ等 世界的な会社に導入されてきた。  イタリアの光造形機を開発販売しているDWSは、もとは、弊社の販売店さんであり、今でも交流はある。世界の展示会に出ていくと友達というのが凄く強く販売店を紹介しあうので各国の有力販売店さんで一緒になることが多い。世界的にトップクラスの仕事をしていればということだが。。  CADも簡単に売れたわけではない。当初は装置と一緒に納められていった。  メイコーシステムの導入のさい、海外有名店のデザイン画が渡されることも少なくはなかった、送ってこられたデザインの中には、カレライカレラなども含まれ、具象に関してもすべて描き、納めさせていただいた。  2000年にスペインのバルナホヤの展示会の特別基調講演に呼ばれたのもそのような流れからである。    どの機械でも、どのCADでも目新しいものは最初の1年は売れます。そこから正当な評価が生まれてきます。これは、世界各国どこにいっても同じである。  宣伝の仕方でいただけないものもある。ドイツの機械を販売する際に弊社のデータを断りもなく使用していたこと、また、その機械ではなく、メイコーシステムで作ったものがあたかもその機械で作った物のように宣伝されている。削除を依頼したその場では謝りの言葉をいただいたがなおも使用している会社がある。とても遺憾である。製作物の著作は制作者にもあることを強調したい。  世界的に良い機械を作っているのは認める。また、弊社のデータが世界的に認められているのはうれしいことであるが。。。。。  
posted by JCG at 13:07| 日記

2009年03月23日

おそるべし

ユーザーギャラリーにある画像
1009090_1.jpg
この画像は韓国のS&H社のデータであるが
JCADを初めて2か月のユーザーである。。
JCADの前はJEWELCADユーザーであったらしいが、CADで就職を考えてたりする場合、このような技術をもって面談にいけばどこでも欲しい人材であると思う。
まぁ、これは極端な例だが

JCADは1年で甲丸しか描けないと極端なことをいう人もいますが、さてどうなのだろう?

世界から取り残されないように危惧するばかり
posted by JCG at 10:59| 日記

樹脂のキャスト

樹脂のキャストについての考察
樹脂キャストは100%成功するというのはあり得ない。なぜなら大気中で燃焼させた場合よくて98%の燃焼である。残りの2%は残渣が残る。しかし、これを95%以上の確率でキャストすることは可能である。

どこの機械を販売している会社でもキャストはできますというさてほんとにそうであるだろうか?

キャストのやりやすい形状というのもある。 多くの場合 樹脂の量の少ない線でできたような物体これはやりやすい。よく、サンプルなどで見せられる線が入り組んだようなもの、しかしそれは樹脂の量が少ない、また細い線のために熱膨張したときに石膏を壊しにくい。

では、100%はないとして95%以上に近づける方法は下記の要点である。
熱をかけると石膏は膨張する樹脂は収縮する。
アクリル板に絵を描いて電熱器で温めると収縮し、小さな物体になるのは知っているだろうか。よく、子供がペンダントなんかにしている。
1.石膏を固くする(アクリル用のキャスト専用石膏が販売されている。また、ファイバー系素材を混入させる。硼酸を混ぜる等の方法を使う)
2.急激な温度上昇を抑える。販売店がよく指示することは長めの時間で炉の温度を管理するということ。その中で、一番重要なのは180度前後(初期の設定WAXでは脱蝋のときの時間)で長めに設定すること石膏に水分があるときは99度のままいくら炉の温度を高くしても上昇はしない。水分が切れた時に一挙に上昇する。そこで膨張と収縮が起こり破壊される。
3.大気中において350度ぐらいで発火し始める。しかし、炉の内部に強制的に酸素などを入れない限りその数値には近づけない、したがってそのうえ約450〜500度のところが重要になる。
4.炉の精度、さまざまな炉を検証しているが機械の表示温度と
実際の内部温度に誤差がある。2段の炉の場合顕著に現れる、上下で約60度の誤差がある炉も存在する。

この点を考慮すれば95%は成功に導ける。
弊社のテストで約98%に近い数値を出せるわけは、
1.石膏に硼酸をいれて硬くしている。
2.小さな炉にデジタル表記付きの温度センサーとステップが入れられるものに改造している。
3.高温温度計により石膏の内部温度を計測し、温度設定している。
などがあげられる。

水分量の管理において、通常の製品と一緒に行えば毎日炉内の石膏数が変わることを考慮しなければならないだろう。

posted by JCG at 10:41| Comment(0) | 日記

2009年03月22日

宝飾用CADについて

私が宝飾用CADに携わって15年だいぶ月日がたってきました。当初、すぐに加速すると思われたこの分野15年の月日がたち、やっと企業で導入されだしてきている。
仕事柄、海外の事情も見てきており、日本がすでに取り残された感はある。
また、日本におけるこの分野の情報は業者から出たものが多くさもすれば独りよがりの情報もある。
このブログでは、偏った情報ではなく3Dジュエリーを本格的に行う上での情報を書いていきたいと思う。

世界的にジュエリー用として発売されたのは、香港のジュエリーCADである。今まで世界的に多かったのはダントツでこれである
その後、宝飾用としては JCAD、3番目にTYPE 3D(現3DSIGN )。そしてRHINOが工業用CADとの受け渡しのCADとして使われだしたのが順番である。
その中で昔は、JEWELCAD→JCAD→RHINOという構図であったが現在は、RHINO→JEWELCAD→JCADという構図である。
この3本は、かわいそうではあるが、コピー版が出回っており販売会社が把握できる本数の数倍は使用されている。
今後、NET認証化により実際の使用本数は把握されるだろう。

3DESIGNは販売本数を理解してないのでなんとも言えないが中国・韓国・香港などの企業であまり見たことがない。(単に私がみないだけであるとは思う)スワロフスキーを使うところには最適であると思う。将来的にあなどれないとおもう。

海外の工場、特に中国/韓国の企業では、CADオペレーターも30人前後となっており、その企業が導入しやすいものが、RHINOとJCADであるということは変わらないようである。
posted by JCG at 16:48| 日記