たまに講演をしてくれと言われることがあります。その際に重要なのは宝飾CADとしての全体を見渡しての情報なのか、JCADの情報が欲しいのか?ということを考えます。
前者の場合、私的にはJEWELCADとRHINOとJCADは理解しており話すことが可能だと思います。世界的に基本になるのはJEWELCADでありそのソフトとの対比から開発などをつづけてきてますしRHINOなどは、JEWELCADのコマンドをみながら使えるものを出してきていると思います。後発になるほど、他のソフトとの対比により他のソフトのいいところを組み込んでいるように思われます。
アウトラインと断面を組み合わせての生成などは、JCADになかった部分なので取り入れるといった開発を行いましたし、
展示会で3DESIGNのデモをみましたがJCADですぐれている部分”円筒曲げ”が導入されていたと思います。
3次元ソフトで他のソフトができているものはすべてのものがだいたいは開発できます。また、宝飾用のCADということ自体宝飾に特化された機能があるだけで、やりやすいということ以外あまり意味を持ちません。最終目標(デザインデータ作成)に到達するためには3次元のソフトであれば遅かれ早かれ到達はできます。何百万もするCG系ソフトからブレンダー・メタセコイヤなどのフリーソフトまで可能です。また、高いからすぐれているということはありません。フリーのソフトでもうなされるものはあります。ブレンダーなどは開発に公的機関が絡んでおりうちのような小さい会社より開発にかけられる資金も桁が違うと思います。
そのようなことを加味して甲乙つけがたいソフトを講演するのはとても難しく公平な立場の発表が必然的に必要になります。
よく、他のソフトとの差をきかれますが、大差はあまりなく、世界的に言われること”JCADは教えるのが簡単”ということだけがよそとの差であるかなと思います。
公的機関で発表されたものに事実と無根の情報などがあると関係者を巻き込んで大変なことになります。今回も公的機関から謝罪文をいただきました。正確な情報と公平な講演というのは業者がからむと難しいように思います。私自身も講演を行う人間として考えさせられる出来事だったなと思います。
2009年03月29日
公的情報と商品情報
posted by JCG at 15:15| Comment(0)
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