2009年11月04日

出力の為のデータ

JCADのデータを出力するときやブーリアン演算を行う前に気をつけなければいけないことがあります。
曲線分割数の設定です。


*曲線の重み係数は通常2のままで描いてください。

JCADには、PCの能力によってまた、表示方法によって、描画動作が遅くならないように、物体の曲線の分割数を増やしたりなくしたりする機能があります。
この曲線分割数はデフォルトで2の状態になっております。
このまま、掃引体を6分割で作成したリングを見ると

**画面が小さいとみにくいのですが、このようなかくかくしたデータになります。


曲線分割数を4にした場合は




同じ物体でも分割数により滑らかになります。
現在のPCの能力では、分割数を3〜4にして描いても可能かなと思います。
もし、分割数を変更して操作が重い場合は、分割数は2で描くことをおすすめしますが、演算のときなどは、物体の分割数を3〜4に変更してから演算してください。(線が多いほど演算の精度はあがります。)

演算や平面分割をしていないデータ(曲面編集可能)は、物体を認識後


曲線分割数を4にしてOKを押せば変更できますので、変更後、演算を行ってください。演算をしてしまったデータは、

**学校等の講習ではこの辺を教えていないところもあります。
この辺はとても重要なところであり、もし、造形装置などの出力を行う場合は、これをきっちりしないと、汚いデータで出来上がってきます。


私は、通常分割数を4にしておいて、全面シェーディングとモード1を使って描いています。(キーに表示モードの割り当てを付加中です。)
posted by JCG at 17:26| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記