2009年12月19日

造形用のファイル

造形用のファイルとして、各社の独自のものとSLCファイルがあると思う。
MEIKOの機械で造形する場合、演算などの破たん部分が大きくなければすべて形状としては作成可能であるのであまり感じないところではあるが、他社の機械にかけた時は、破たんした部分でエラーとなり、造形できないことがあります。(破たんがおおきすぎるものはMEIKOでも不可能ですが)

どのCADでも演算による破たんは存在する。それを修復するために、高額ソフトのMagicsなどを使用して破たん部分を埋める作業を行っている。完全にできたファイルをSLCファイルに変換し造形するということが多い。

JCADからもSLCファイルを出力してもらいたいという要望は
海外から多く寄せられる。もちろん、それは可能である。
なぜなら、JCADでは、体積表示としてg表示を行っている。この体積を量る機能こそSLCファイルの方法であり、MEIKOのNCファイルと同じである。多分、1月の展示会には、SLCの出力機能が付加されるだろう。

そこで、問題が一つMEIKOの機械で造形したときに破たん部分は細い線などで作成されるという仕組みである。この方法は、機械にかければ、すべての物体が作られるということであるが、各社の機械では、対応が可能であるかはわからない。
そのため、上記で書いた、Magicsによる、完璧なSTLということを考慮しなければならない。
良く海外から送られてくるSTLには、ジュエルCADのように、オリジナルデータからSTL化した時に破たんがひどすぎて使用できないのでSLCに変換しそれからSTLに組みなおすという方法で行うところもある。しかし、それも画像上でSLCに変換するときに演算と同じような計算を行っているのであるから、データ的な破たん部分がないわけではない。1枚の皮のファイルに無理やりしなくて破たんが少なくはなるけどもというところである。

完璧な造形をするためには、(様々な装置で)完璧なSTLを作成しなければならないということになる。それからのSLCファイルの創出でなくてはならない。

次につづく
posted by JCG at 11:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記