メイコー機及びローランド切削以外にSTLでデータを送る場合
また、他のソフトのデータをSTLで貰い出力する場合、
昔からそうですが、STLにファイル保存した場合、1回そのデータが自分の描いたデータと一緒であるか確認してください。
海外のお客様でよくあることは、他社製ソフトのデータでSTLにし送付してきたデータをそのまま造形機にかけた場合、描いてないはずの物体がくっついてきたとか。。。
顧客側でSTLに変更後、確認しないで送付されたデータに多いです。疑似的にブーリアンを見せているデータに多いのですが、画面上はそのように見えても、疑似的なので、STLファイルにデータを保存するときに計算を行うため、演算部分をまた、演算して抜いたような物体は演算−、演算−で合わさった部分が+(物体)として残ることが多い。
そのようなソフトの中にはSLC→STL変換保存というものもある。
SLCは、小さい箱を物体の中に敷き詰めていくようなデータである。この保存のときには、X.Y.Zを細かい単位で切ったものがデータの中に敷き詰められた状態になります。その分データが重いのでメモリー容量が必要になる。メモリー容量がないとデータは、途中で終わっていることもある。
ということで、STLも見れるJCADVIEWERなるものを作成してみました。JCADの表示のみ版ですね、HPができ次第UPさせようと思っています。
JCADから他社造形機にデータをもっていく場合、気をつけなければいけないこと、ノーマルのソリッドでリングサイズ合わせで作ったデータは、リングの下部に面が存在します。他社の機械は、このリングの中にある面でエラーを起こすことが多い。メイコーの場合は、物体を認識して作れてしまうのですが、他社のは2次元で理解します。そのため、スライスデータを作った際にリングの途中で面があるとそこから外にでたというような感じに計算します。なので、エラーになることが多くなります。演算とかで面をなくす方向か、掃引体を生成するときにF5の掃引体で書いておきます。
また、爪など、物体に突っ込んで作ったデータなども上記の認識方法ではエラーになりますので、きちんと演算しないとだめです。
演算は、線と線のぶつかりを見て計算するというイメージなので、線を細かくすれば精度は上がります。JCADも同じで曲線パラメータを4にしてから行えば精度が上がります。
JCADの演算で一番精度があるのは、曲線パラメータを4にして描き、すべての物体を用意して、DXFの複数個で保存し、それを表示させて、それから演算を行う方法です。
JCADのデータは、四角で表示していますが、DXF(STLも)その四角を3角にきりわけるので、線のデータは、増えます。
データ量を重くすれば、その分精度はあがりますが、操作が動かなくなるということもあります。
JCADの表示でSTL(DXF)データを作った場合または、ファイルを開いた場合は、データが真っ白に見えるぐらいが造形にはちょうどいいと思います。
2009年09月30日
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