なぜ、使い続ける会社があるのだろう。。
(自分も使っている。。。)
考えてみた
定価4200000円 実売3200000円
1.1個作るには最速!
大量生産する工場には不向き 特に海外の工場等には向かい。オペレータ 20人とか 日本では考えられない規模
リング1本が平均4〜5時間(設定によっては2時間)
1日に2〜3本なら夜かけて朝に終わる。
2.JCADのデータを直接出力可能
STL等の変換が必要ない、ブーリアンで大きく壊れたもの以外、小さい壊れ方ならすべて造形可能
3.樹脂の後加工が楽
原型を作成するときは、できた樹脂をヤスリで削ったりしてそのものの雰囲気を調整する。そのため、樹脂には強度が必要である。柔らかいとヤスリにまけ、ヤスリがけがバウンドした感覚になってしまう。
フィギアの世界がそうであるように、サンドブラストでの切削が可能であり、段差を処理できてしまう。(ガラスビーズとアルミ ナを混ぜる必要がある。)
4.機械のメンテが不要
樹脂・・・樹脂には粘土があるので温度を上げることによりより水の状態に近くしている。そのため劣化すると思われるが劣化は3年ぐらいのスパンである。環境がきたなければ別だが汚くなることもない。1Kgのストックがあれば何年か使用できる。
本体のメンテナンス
壊れるまで不要、通常、こぼれた樹脂などの人為的作業で起こるアルコールでのふき取り掃除のみ
レーザー・・・メーカー保証では少ない時間を話しているが、半導体レーザーなので実質稼働時間は長い。実際には10000時間を超えるが前機種の使用時間と同等の設定にされている。(交換用品がないとメーカーが儲けが少ない?。)
列記したが、原型を作成するということを考えた時に、その物の雰囲気というものが重要になる。100%に近いものをCADで描いたとして、画面上で表現されている物と実物大の誤差、造形機の誤差などを考慮すると、80%のできでしかない。残りの20%は手作業による加工が必要である。
(造形した後に悩む人も多そうなので、書いときますが、後加工を考慮して描いたほうがいいと思います。どんなに精密に描いても機械誤差は多かれ少なかれあります。機械の特性を見極めて余剰分を
考慮です。)
そんなことを考えていくと、メイコーの機械を使い続ける人たちがいるのも理解できると思います。
現在のところ、1台で月75型(1日3型X25日計算)を生産できるとして考えた場合、2台あれば160型という計算が成り立ちます。
機械の導入費用を考えると。。ということになります。
昔、メイコーの販売として月200型は1台で作れますという売り方をしていましたが、そのデータを作る作業は何人でするの?というところが抜けていて造型機担当者の方が大変な思いをしたのを思い出します。
2010年01月19日
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